晴れた日にはGMが見える―世界最大企業の内幕 (新潮文庫)



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晴れた日にはGMが見える―世界最大企業の内幕 (新潮文庫)

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GMにみる肥大企業の疲弊

この本は、かつてGMの副社長にまで上り詰めた男デロリアンが、GM退社後に述べた内部告発をまとめたものです。当時のGMというのはあまりにも巨大化し過ぎて肥大し、そして疲労した組織であったことが分かります。

民間企業であっても、大きくなりすぎるとその運営が官僚的になり、会社の外で起こっていることに疎くなり、もっぱら内部で安穏としてしまうということがよく分かります。デロリアン自身について言えば、GMを批判できるほど(人間的に)優れた人物ではなかったようですが、少なくともこの本に告発されている内容には、いつの時代のどんな企業にも当てはまる危惧が予見されています。現に、近年のソニーの低迷は、組織の官僚化が原因とも言われており、この書の価値は今も普遍です。

例えば、「個人としては道徳的な人間が、会社組織の中にあっては非道徳的になる」などの記述は、企業のみならず、学校や政治の世界でも言えることであり、感心しました。



新潮社
GMの研究―アメリカ自動車経営史
トヨタがGMを越える日 ―なぜアメリカ自動車産業は没落したのか THE END OF DETOROIT
GMとともに