実行を躊躇している人の背中をポン!と押してくれる本
アイディアマラソンは、継続すればするほど、 日常生活にもビジネスにおいても、絶大なる威力を発揮するメソッドだ。しかしながら、その方法が、あまりにもシンプルゆえに、 「本当に役に立つのかな?」 「じゃあ、具体的にどう活用していけばいいの?」 と疑問を持たれる方や、 いまひとつ実行まで踏み切れない人も多いと思う。 この本は、そんな人たちの背中をポン!と押してくれる好著だ。 個人的には樋口氏のファンということもあり、 私は、氏の著作のほとんどに目を通しているが、 実用ノウハウ本の中では、この最新作が最高傑作だと信じて疑わない。 方法論のみならず、氏の商社時代の豊富な経験から、 自然と、読者がビジネスにおける活用方法や、 アイディアの活用法を学べるようになっている(学べてない人も中にはいるようだが…)。 メソッドそのものは、シンプル&簡単。 しかし、これを活かしきるには、方法を理解するだけではなく、 氏のビジネス経験、心がけ、道具の活用法など、もろもろを含めて、 立体的に理解したほうが、より有効に活用できることは疑いない。 方法論以上に、アイディアマラソンは、大袈裟に言えば、 一つのビジネス哲学だと私は感じているからだ。 だとすると、その提唱者は何を考え、何を実行してきたのかが、 とても気になってくる。 一見、タイトルとは直接関係ないとは思われる記述も、 読み方によっては学びと気づきの宝庫なのだ。 だから、すべてとは言わない。 「これは!」と思ったところは、 どんどん積極的に盗んでしまおう。 個人的には、「クズ時間の活用」が、“膝ポン”だった。 早速、実行している。 いやはや、ほんと、チリも積もれば…、ですよ。
樋口氏の自伝に過ぎず。
「アイデア」を書きため、それを企画・商品へと昇華させていく。 そのプロセスには多いに共感できるが、 GMO熊谷社長やフランクリンプランナーの手帳用法などの 「アイデアツール」の一形態を示しているに過ぎない。 「アイデアマラソン」を核に据えた、商社マンとしての樋口氏本人の「自伝である」と考えると、大変興味深いが、本のタイトルからは大きくかけ離れているのが残念だ。 事実、アイデアマラソンは、第2章の一部でしか強く言及されてはいない。 アイデア蓄積・整理法を学ぶ教科書としては、物足りないと思った。
すぐに使える仕事術が満載です
この著者が考案されたアイデアマラソン発想法だけではなく、 三井物産でのサラリーマン生活で得た仕事術についても書かれています。 今回の本の中では「仕事の智恵」とでもいうべきノウハウが多く取り上げら れてます。 個人の能力の向上には、 1.思考 2.書き留め 3.話す 4.行動 のサイクルが必要だと説かれています。 正にそのとおりですよね。 他にも「クズ時間」の15〜30分をどのように有効活用するか。 とか、文具、道具をどのように使うか。 チームでのアイデアマラソンをどのように行なうのか。 などすぐに使えるノウハウ集となってます。 広い好奇心をもって色んな事を考える幅を広げたい方にお薦めです。
この本は、非常におもしろかったです!
この本のタイトルの「稼ぐ人になる」は、 決して誇張でもなんでもない。 実際に、この本を読み実行したら 「稼げる・稼ぐチーム」が出来ると思う。 この本は、ビジネスの実用書でありながら 特別、難しいことが書いてあるわけではない。 むしろエッセイを読むように楽しみながら読み進めることができる。 それは、著者の商社マンとしての様々な経験を通して その中から得た仕事のヒントや鋭い洞察力からくるエピソードは、 即 読み手である私たちにも実践できるようにもなっている。 社会人になりたての人は、もちろん 部下を何人もかかえるベテランの方に是非読んでもらいたい 一冊である。
日科技連出版社
マラソンシステム 日経ビジネス人文庫 企画がスラスラ湧いてくる アイデアマラソン発想法 (日経ビジネス人文庫) 図解 仕事ができる人のノート術 - ノートを使って深く考え、発想する122の方法!! 一冊のノートで始める力・続ける力をつける―人生も仕事もうまくいくアイデアマラソン発想法 心の痛みのセルフコントロール
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