出てくる言葉はHIPHOPに依る内容が多いが
普通の辞書としては、語彙が少なすぎるきらいはあるが、アフリカン・アメリカンのスラング辞典としては、解りやすいものであると思う。何より一つ一つのスラングの語源が詳しく、丁寧に訪ねられているのが嬉しい。この辞書によって、かなり正確にアフリカン・アメリカンの文化を知るてがかりになる。そういった意味では非常に明確な意思によってこの辞典が編纂されたことが理解できる。 何よりも、この種の本は情報の新しさ、正確さが求められるが、こういった問題に対してもしっかりと答えられている本だと言って良い。又、付録の「関連文献」は、アフリカン・アメリカンの文化を知りたい人間にとっては、大いに手助けになる文献が多い。アメリカの原書だけでなく日本での翻訳書、或は他の日本人が書いた文献等、非常に幅広く紹介されており、ブラックカルチャーをより深く知りたい人にとっても大いに参考になることは間違いないと言えよう。
どうでしょう。。。
収録語数が少なすぎると思います。一つ一つ、丁寧に詳しく説明してあるのは非常に良いと思いますが・・・辞書とは呼びたくない感じですね。プチ・アフリカンアメリカン・スラング語録・・・といった雰囲気でしょうか。
hiphopへの影響と hiphopからの影響
この本を読むと、今まで学校で習っていた英語や、アメリカで覚えた英語がいかにかしこまった物かという事に気が付きました。 こんな英語を使って、黒人の人と会話が出来れば、hiphop好きの人なんかは、とてもいい交流が出来ると思います。この本に書いてあスラングはhiphop musicからの影響を多く受けていて、hiphop musicの歴史や、誰が一番最初にその言葉を使ったかなんかが分かるのもうれしい限りです。hiphop musicだけでなく、幅広い black musicのテイストがいろいろ盛り込んであるので、そういった音楽を好きな人にはおすすめの一冊です。
研究社出版
ヒップホップスラング―セックスからインターネットまで 英語スラング辞典 エボニクスの英語 アフリカン・アメリカのスラング表現 ネイティブがよく使う英語スラング―映画・ドラマが楽しめる (アスカカルチャー) ハーレムの熱い日々―BLACK IS BEAUTIFUL (講談社文庫 よ 10-1)
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