久山秀子探偵小説選〈1〉 (論創ミステリ叢書)



影の姉妹―有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 (コバルト文庫)シャーロック・ホームズの見たロンドン―写真に記録された名探偵の世界バトル・オブ・銃器城―探偵王女フジコ〈2〉 (富士見ミステリー文庫)踊る王宮の午後―有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 (コバルト文庫)楡屋敷の怪人―有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 (コバルト文庫)ブロッサム (ハヤカワ・ミステリ文庫―アウトロー探偵バーク・シリーズ)宇宙怪人 (少年探偵・江戸川乱歩)久山秀子探偵小説選〈1〉 (論創ミステリ叢書)こちら本の探偵です (ちくま文庫)ストロベリー探偵団


久山秀子探偵小説選〈1〉 (論創ミステリ叢書)
久山秀子探偵小説選〈1〉 (論創ミステリ叢書)

ジャンル:
セールスランク:496391 位
発送可能時期:通常24時間以内に発送
参考価格:¥ 2,625 (税込)

ご購入前のご注意
当ウェブサイトはAmazonウェブサービスにより実現されております。 商品の取引契約および商品に関する情報は全てAmazon.co.jpの取り扱いとなります。

購入する

大正の末期から昭和の始めにかけての女掏摸の壮快で痛快な物語なのよ。

〜うわアアい。おどろいたぁ。21世紀になって数年経っているのに、この秀っぺエの話を集めて本にしちゃうんだから。昔々の、『新青年』を担ぎ出さないと、企画がないのぉ。ご時世にぴったんこの本を作れないのぉ。ちょっと平成の出版社はだらしないねぇ。アハハハ。あたしが楽しんだ時代は、大震災はあったけど、大正デモクラシーのおかげで、女子聴講生となって〜〜大学の講義も聴けたのよ。銀ブラが話題になった数年後で、モガ・モボの銀座、威勢のいい浅草など懐かしいねぇ。ウフフフ。カルピスやユーハイム、文明堂は今でもあるのかしらね。おいしいのよ。省線電車の込んでいることは今も昔も変わらないので、あたしたちにとって掏摸をするには絶好の場所なのよ。バンザーイ。最近は、酔っ払いサラリーマンの懐を狙うら〜〜しいが、そんな邪道なことをするとは、掏摸の風上に置けないね。それにしても、大東亜戦争さえなければ、もっと秀っぺの活躍をご披露できたのに、残念だわ。原稿料をあげてよって言ったけど、あたしは欲張りじゃないのよ。でも、この「小説選」の印税は、秀っぺは貰えないのね。ドンドン。〜



論創社
久山秀子探偵小説選〈2〉 (論創ミステリ叢書)
久山秀子探偵小説選〈3〉 (論創ミステリ叢書)