実例に勝るものは無い
就活生はもちろん、転職を考えている若い世代の方々にも「使える」本である。なぜなら理由は3つ。 1.全て実例である。 (582例の本物の学生達が書いた履歴書や、ESである) 2.その全てが同じ書き方になっていない。 (つまり個性を大事にしていることがわかる。) 3.採用されるものと、そうでないものが一目瞭然。 (つまり、個性は活かしてよい。美文ではなく自文<自文の文>で 良いことがわかる) 就活のマニュアル本が陥りがちな「こうあるべき」「この通りにすればまちがいない」的な表現に対し、 こちらは終始一貫して、自分らしくあることの大切さ(今のままでOK)とその証明(採用された証)がされている。 自己分析(個性分析)のやり方も掲載されており、 その結果どのタイプであろうが、全ての個性がポジティブに 転換できる方法もわかりやすい。 「自分がよくわからない」「何をやってよいかわからない」そんな悩みにも答えてくれるヒントが満載された本。 著者達と顔の見えない先輩達から君たちへのアツイ応援のメッセージだ。 現役人気就職コンサルタントの書いたコラムも必見!! だから、この本は絶対に使える本である。 就活生諸君、ぜひ手にとってほしい一冊だ。
2007年度版も「濃い」
以下の文章は、2004年度版へのレビューとして書いたものですが、この2007年度版でも、感じたことは同じです。それだけ、この本の内容が本質的だということです。就活に少しビビっている人、少し迷っている人、全ての人にオススメです。 ----- この本は「濃い」。560人のESが、非常に「濃い」。ES一枚一枚が、就職活動を悩み、苦しみつつも楽しんだ結果になっているからであり、経験論からの、最高のアドバイスになっている。 ただ、経験論には落とし穴がある。「この人の言うとおりにしなければいけない」とか、「おれの言うとおりにしろ」という状態になる可能性もある。著者たちは、「個性」という概念を持ち込むことによって、落とし穴を見事に回避している。「キミは今のままでエエねんで」という、相手を否定しない姿勢が最後まで貫かれている。 他人から否定されると、自分でも自分を否定してしまう。そして、最後には他人をも否定するようになる。この悪循環に陥ると、なにもかもが上手くいかない、不幸な状態になってしまう。一人一人は違う個性であり、個性に合った方法があって当然なのだが、このことにはなかなか気が付かない。 そのことに気付かせてくれる。だから、この本は「濃い」。
濃い
以下の文章は、2004年度版へのレビューとして書いたものですが、この2007年度版でも、感じたことは同じです。それだけ、この本の内容が本質的だということです。就活に少しビビっている人、少し迷っている人、全ての人にオススメです。 ----- この本は「濃い」。560人のESが、非常に「濃い」。ES一枚一枚が、就職活動を悩み、苦しみつつも楽しんだ結果になっているからであり、経験論からの、最高のアドバイスになっている。 ただ、経験論には落とし穴がある。「この人の言うとおりにしなければいけない」とか、「おれの言うとおりにしろ」という状態になる可能性もある。著者たちは、「個性」という概念を持ち込むことによって、落とし穴を見事に回避している。「キミは今のままでエエねんで」という、相手を否定しない姿勢が最後まで貫かれている。 他人から否定されると、自分でも自分を否定してしまう。そして、最後には他人をも否定するようになる。この悪循環に陥ると、なにもかもが上手くいかない、不幸な状態になってしまう。一人一人は違う個性であり、個性に合った方法があって当然なのだが、このことにはなかなか気が付かない。 そのことに気付かせてくれる。だから、この本は「濃い」。
主婦の友社
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