便利なレシピ
使用している材料が、手に入りやすいものばかりで、作り方も簡単。今日のお惣菜の参考になるレシピがたくさんあって便利です。ここで紹介されていた「精進だししょうゆ」は便利そう。 買ってみようかと思います。
「心にやさしい」仏の著者なら動物にもやさしくすべき
著者は「心のお寺」不識庵の大黒様で、精進料理のルーツ、「典座教訓」など仏教の教えを語っていらっしゃるので、ご本人も当然菜食主義の方と思ったのですが、よく読むと普段は肉、魚を食べられる(100ページ)とのこと、大変びっくりしました。また84ページには「殺生をしない」は「無駄をしない」とありますが本当ですか?著者の別著「心にやさしい百歳料理」では肉、魚を使ってるようですし....(精進料理では長生きできないのですか?)巻末の対談相手、栄養士の中根万里子さんの、菜食こそ健康に良いとの議論に賛成します。 何よりも、仏の立場から「心にやさしい」精進料理を伝えられるならば、せめてご本人は動物にもやさしく「殺生をしない」ようにして戴ければと切に願います。レシピや写真の良し悪しの前に、精進料理の根幹にある本当の「心」に目を向けて戴きたかったと思います。
「殺生をしない」は「無駄にしない」??
レシピ集としては大変素晴らしいと思いました。どのレシピもシンプル、また入手しやすい素材で出来るものばかりです。 しかし、複数の箇所で「殺生をしない」という精進料理の根幹の解釈を「無駄にしない」としているのはちょっと違うのでは、という印象を受けます(勿論、「無駄にしない」のは何より大切なことですが...)。 日本の精進料理(さらに禅そのものも)は、欧米のベジタリアンからも注目の的ですが、彼らの多くは純粋な動物愛護の精神、「生命」に対する強い思いから厳密な菜食を追及しているだけに、もしもお寺の精進料理の専門家のこの説明を聞いたらびっくりしてしまうのではないでしょうか?政治家の答弁のようにも聞こえかねない?解釈が要所要所に入ってしまっていることによって、せっかくの素晴らしい「心にやさしい」精進料理の本に目を通した後で、何か少し偽善的な感じも拭えず、レシピが素晴らしいだけに、とても残念です。
ほんまもん
精進料理というと敷居が高く難しいような感じがするけど 旬の野菜を使い、その素材を無駄なく心をこめて日々料理する。 こんなあたりまえのことができなくなってしまったけど この本は写真が大きく見ていて楽しいので軽やかに精進できそう?
竹書房
魂の食 SOUL FOOD―精進料理レシピ125 禅寺の精進料理十二ヶ月 (ちくま文庫) 西川玄房和尚の誰にでもできる精進料理〈2〉 宗哲和尚の精進レシピ 家庭で簡単に作れる鎌倉不識庵のとっておき128品 高野山の精進料理―一二〇〇年の歴史が紡ぎ出す滋味を家庭で味わう
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